ほわいとさんのHAPPYBOY見聞録?

ネットに蔓延する怪しい情報や理不尽な事柄に物申すブログです。

中庸…バランス感覚。

第九の徳目

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中庸。

第九の徳目は、

「中庸」

極端を避くべし。たとえ不法を受け、

憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。

です。

辞書によると、

考え方・行動などが一つの立場に偏らず中正であること。

過不足がなく、極端に走らないこと。

また、そのさま。

古来、洋の東西を問わず、

重要な人間の徳目の一とされた。中道。

簡単に言うと、あまり自分の意見を強行に押さないようにし、

人の意見に耳を傾け、取り入れるという考え方のことです。

 

中庸の人、坂本龍馬

司馬遼太郎の『竜馬がゆく」の中で、

『議論をするときには、相手を徹底的に論破してはいけない。

完膚なきまでに叩いてしまうと、必ず恨みを買う。

相手を納得させればいいのだから、一歩前で退かなければならない。』

という意味合いのことが書いています。

この考えかたも、中庸に通じるものがあるのではないかと思います。

 

 

坂本龍馬と言えば、幕末維新の英雄としてエピソードが豊富ですが、

薩長同盟成立の立役者というのは、その一つだと思います。

当時、薩摩と長州は敵対関係にあって、お互いが疑心暗鬼になっていました。

それを結びつけたのが、坂本龍馬です。

彼の自分の意見を強行に押し通さず、他人の意見に耳を傾ける姿勢によって、

薩摩、長州の意見を十分に聞き、お互いの立場を尊重しながら、

両者にとっての「利益」を提示することで、薩長同盟を成立させました。

 

経書における中庸

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引用記事によると中庸とは、

孔子を始祖とする「儒教」において徳の概念を表す言葉です。

儒学を学ぶときの四書として定められた、

『中庸』という経書のタイトルにもなっています。

四書は論語』『大学』『中庸』『孟子で構成されており、

『中庸』は最後に学ぶべき書とされています。

 中庸は孔子最高の徳として説いた概念です。

中庸は、偏ることのない、中をもって道をなすという意味です。

論語』にある故事成語の、

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は、

 「極端に多すぎることは少なすぎることと同じくらいによくない」

という意味ですが、孔子が中庸の徳を説いた言葉として知られています。

孔子の言葉に、

「中庸の徳たるや、それ至れるかな」

があります。どちらにも片寄らない、

中庸の道は徳の最高指標であるということです。

天命を知る

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吾十有五にして

 論語において、有名なのが「吾十有五にして」ですが、

その中に、「五十にして天命を知る。」とあります。

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天命とは?

 

天命とは、

天の命これを性といい、

性にしたがうこれを道といい、

道を修むるこれを教えという。

つまり、「天が人に授けたものが人の本性であり、

その本性に自然に従うことを人の道という。

人が歩まねばならない道を修めるのが教育である。」ということです。

『中庸』はこのように天命に従う人の道を説いており、

その意義は天命を知ることである。

なぜなら、天命、つまり自分が生まれながらにして与えられている、

生きる意味を知らなければ、進むべき道もつかむことはできず、

踏み外してしまうからです。

天命とは自分自身を知ることによって、理解することができ、

そのことによって自分のすべき事を見出だせるということだと思います。

そのために、中庸が必要になるのだと思います。

 

中庸とはバランス感覚

エセインフルエンサーやエセプログラミング界隈において、

批判を誹謗中傷だと決めつけて、

アンチの意見や批判を全く相手にしない人々が見受けられます。

中庸とは、アンチの言葉にも耳を傾けて、

もし自分が間違っているとしたら、

それを真摯に受け止める度量だと思うのです。

何かが批判されているならば、まずどちら側の意見を並べて、

見比べて何処が正しく、何処が間違っているなどを、

比較検討する必要があります

残念ながら、昨今の誹謗中傷騒動においては、

自称被害者の方々が一方的に騒いでる感が否めません。

誹謗中傷の線引について、

現役の弁護士さんが解説されていますが、

界隈ウォッチャーの中では、この条件を満たすかたは、

殆どいらっしゃらないのではないかと思えるのです。

 

 寧ろ、誹謗中傷だと騒いでいる側のほうが、

不特定多数に向かって、特定業種の方をdisったり、

法律を破って良いだのと、動画配信されているのですから、

そちらのほうが何かしらの問題になるのでは?

特大ブーメランになってご自身に返って来なければ良いのですが・・・

界隈民にしろ、アンチにしろ、バランス感覚は大事だと思います。

どちらかに傾けば、正しい目で判断できなくなります。

何かを始める時、何かに疑問を持った時、

まずは、両側の意見を聞いてみましょう。 

その中で、自分にとって有益になることが、

あなたが必要としている道なのです。

次回は第十の徳目、「清潔」についてお話したいと思います。

以上、お読み頂きありがとうございました。

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