世の中は幻想だらけ。
エセインフルエンサー界隈通信。
それに憧れて、毎日せっせとご教祖様の動画を視聴したり、
せっせとTweetにいいねをしたりと養分全開の方々が一定数はいるようです。
サブ垢含めトータルチャンネル登録者数26万人を誇る人気インフルエンサーが、休日の朝にライブ配信をして視聴者はたったの約1,000人(0.38%)。この事実が意味するところは?🤔 pic.twitter.com/L3vNYpvEAl
— じょんゑぬ (@nuluaka) 2020年7月11日
26万人も登録者数いるのに、
土曜の午前のライブ配信で約1000人の視聴者数・・・
0.38%しか見てません・・・
キャズム理論的には合ってない。
しかし、以前の記事で分析したように、
界隈入り口のいいね数が1000人前後なので、
養分+カモで1000人という数字と視聴者数はほぼ一致しております。
アクティブなチャンネル登録者数というのは、1万人前後ではないですかね?
見せかけの登録者数を盲信して、薄っぺらい動画を見て学んだ気になる。
そして、養分になっていくのです。
フリーランスという幻想。
何かを始める時、どうしてもポジティブな面に目が行きがちです。
しかし、ネカティブなことも少なからずあると思います。
まずは、その情報を一通り収集することをオススメします。
このような記事が出てきます。
記事では、フリーランスに対する一般的なイメージとして、
・自分の力で生きるからスキルが伸びる
・今よりも収入が増える
・会社に依存しない生き方ができる
と思っている人が多いかもしれないとした上で、
『上記のような良いイメージは、大半が幻想である』
とおっしゃっています。
そして、フリーランスのマイナス面について続けております。
前置きとして、フリーランスの語源に触れられており、
『フリーランス(free lance)とは、
中世ヨーロッパにおいて戦争が起こった際、
貴族たちが常備軍とは別に雇った「拘束されない傭兵」を語源とします。』
語源を知ってる、フリーランスに憧れを持つ人はいるんでしょうかね?
『現代に置き換えると、「会社に雇用されているわけではなく、
金銭で雇われる労働者」と、
ほぼそのまま労働の場面に用いることができるのです。』
その上でフリーランスにおける3つの幻想について述べられています。
①フリーランスになればスキルが伸びる、は大ウソ
フリーランスを雇う人というのは、
「自分達にできなかったり、自分達がやるほどでもない仕事を、
スキルのある人物に頼みたい」という考えで人を雇っています。
あくまで、即戦力前提で契約しているのです。
ですから、 「フリーランサーが成長する」という期待は持っていないですし、
スキルを伸ばすための支援などは一切ないというのが大半だと思います。
純粋に、「スキルを伸ばす」というだけならば、
会社員のほうが数百倍恵まれた環境にあると言えるでしょう。
会社によっては資格取得等の社員教育制度が充実している所も多いです。
②フリーランスになれば収入が増える、もある意味ウソ
フリーランスになる動機の一つとして、
「収入を増やしたい」というものがあると思います。
しかし、「会社員よりもフリーランスの年収は低い」という現実に直面します。
記事では2つのデータを比較してその根拠を述べています。
1つ目は、クラウドソージング最大手「ランサーズ」がまとめている、
実態調査「フリーランス白書」内の年間収入に関する統計。
労働時間が140~200時間の「フルタイムワーカー」のうち、
年収400万円未満の割合はなんと約4割。
会社員の平均給与は約465万円。
「売り上げ」なので、手取りに直すと50万円以上下がることになりますが、
会社員の場合は、ボーナスや福利厚生を含まない給与額であり、
税金などを考慮しても手取りは大きく変動しないでしょう。
ただ、1998年のデータなのでかなり古いような気がしますが・・・
2つのデータを比較してみると・・・
「フリーランスは会社員に比べて、
不安定で手間が多いにもかかわらず、収入も低い」
ということになってしまいました・・・
会社員であれば、税金や社会保障のことは、
会社の専門の部署が行ってくれるので、余計な手間がありませんが、
フリーランスは全て自分でやらなければいけなかったり、
お金を払って専門家に依頼したりしなければなりません。
そう考えても、一概に『フリーランスは収入が増える』とは言えないようです。
③フリーランスは会社に依存しない、なんてことはない
フリーランスに憧れを持つ人は、
「これからの不安定な時代で、会社に依存しないで生きていきたい」
ということを言ったりしますが・・・
記事では、
『フリーランスといえども、会社にはある程度依存しなければならない』
というのが現実と述べられています。
「会社の方針転換」や「業績不振」によっては、
フリーランスが最初の削減要員になるでしょうし、
ブログやYoutuberはGoogleを始めとする、
世界的IT企業の思惑の中で動く必要があり、
会社員よりも一つの企業に依存しなくてはならない場合があります。
このような企業は予告なしで人生を左右するような、
大アップデートをかましてくるので、
たとえ成功しても非常に不安定な生活をおくる方もおられます。
エセインフルエンサーにも、
そのような影響を受けてる方いますよね?
フリーランスで得られるもの。
記事を書いている方は、
『ここまで、世間にささやかれる「フリーランスの幻想」を、
実態とデータから破壊してきました。内容だけを見ると
「フリーランスをクソ味噌にけなして会社員を勧めてくるヤツ」
みたいになっていますが、決してそんなことはありません。 』
とした上で、自身がフリーランスになった理由を述べています。
『それは、何度も強調している「フリーランスの語源」に隠されています。
もう一度整理すると、フリーランスとは「拘束されない傭兵」のこと。
私は、「傭兵」という部分ではなく、「拘束されない」、
言い換えれば「自由である」ことにこの上ない魅力を感じたので、
フリーライターになりました。』
まとめとして、
『「専業フリーランスになるかどうか」の判断基準は、
「自由を得るために、安定や収入などを犠牲にできるか」
という点ではないかと思います。』
と記事を締めておられます。
「自由を得るために、
安定や収入などを犠牲にできるか」
これに尽きるのではないでしょうか???
ろくに社会人経験をしたことのないような、
エセインフルエンサー達には、会社に所属するということの、
安定や収入などのメリットを感じることなく、
ただ、自分が嫌なことから自由になることだけを考えて、
行動を起こしただけのように感じてしまいます。
それで成功するなら、別に構いませんが、
成功してる風に見せかけて、何も知らない人たちを巻き込むのは、
辞めてほしいものです。
エセインフルエンサーの甘い言葉には、
疑いを持って接するように心がけて下さい。
以上、お読みいただきありがとうございました。