狭き門からは入れない。
狭き門。
『狭い門から入りなさい』とキリストは言ってます。
これは救いの教えに関してであり、クリスチャンでない人には、
あまり関係の無いことだと思われます・・・
しかし、一般社会でも狭き門を突破して資格を取ったり、
難関大学に合格したりだということが、チヤホヤされるのも事実。
何だかんだで狭き門って好きですよね。
昨今のエセプログラミング界隈の影響なのか、
狭き門を目指す、初心者同然の方々の頭の中を写すTweetが・・・
運用やテスター、カスタマーサポートからIT業界に入ってもいいのに
— yotaro (@yotaro__ok) 2020年7月20日
何故、ノースキル同然の未経験初心者がWEB開発系を目指すのか?
が、分かりません
一度IT業界に入っちゃえば、ステップアップしやすいのに🤔
フロントエンドなんて難易度高の椅子取りゲームでほぼ空いてないのに…#おはようござ
同じことを考えて、同じようなことを学んでいる人が多い状況では、
競合多数ですから、当然狭き門になります。
そして、初心者同然であれば、経験者には敵わないわけです。
それでも、狭き門に拘るのでしょうか?
何となく成功談を掲げてる人がwebの人が多いとかそういう事なんでしょうかね。
— かなみ (@SHQJDxPF75D3TSm) 2020年7月20日
手段と目的を履き違えてしまっている人が沢山いるのではないかと心配です。
yotaroさんの言われる通り
さっさと業界入って経験積んでしまえば良いのにと私もおもいます。
さっさと業界に入って、
経験を積むほうがスキルアップに繋がると思うのですが・・・
まずやってみる。
徒然草の百五十段には、
『能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。
うちうちよく習ひ得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ」
と常に言ふぬれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。』
とあります。
技能を身に付けようとする人は、大抵の場合、
「上手にできないうちは、迂闊に人に知られないように、
コッソリと修練してできるようになってから表に出たら、
格好良いだろう」と言いますが、このように言う人というのは、
一芸すら身につきません。
学ぶことや習うことは、たしかに大事かもしれませんが、
見聞きしただけと、実際にやってみることでは、
経験の度合いが違うと思います。
『 習うより慣れろ』とか、
『学問なき経験は経験なき学問に勝る』といったように、
時には経験をしたほうが良いこともあるのです。
現場で実務に触れることで、学んでいたことを更に理解したり、
学んでいたことが全く古いものだったりと、色々と見えるものがあるはずです。
一つの入口に固執していては、その他の広めの入り口を見落とすだけです。
初学者や初心者の方は、一つの方法に固執せず経験者の声に耳を傾けて、
自分の進路の参考にしてほしいと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。