流行りに乗るということは?
プログラミングブーム。
小中学校のプログラミングの必修化や、
エセインフルエンサーの暗躍による、
エセプログラミングスクールの増殖などなど、
ネットでも世間でもプログラミングがブームだとは思いますが・・・
HTMLやCSSを頑なにプログラミングと思ってる一部エセ界隈は、
論外としても、プログラミング言語を学ぶ上でも、
流行りを意識して学ぶ方が多いのも事実だと思います・・・
工業高校の教科書。
画像には工業高校の2冊の教科書があります。
右側は、私が在学当時に使用していた、
30年前の工業数理の情報の単元のプログラミングについて・・・
プログラミング言語として、BASICが載っています。
現在では工業数理から分かれて情報の単位があるようですね。
左側は、最近の工業高校等で使用されている、
情報技術基礎の教科書でのプログラミングの項目、
30年前はサラッとした内容しか教えてくれませんでしたが、
現在では、プログラミング言語を、
インタプリタ言語はBASIC。
コンパイラ言語は、BASIC、C、COBOL、FORTRAN、Java
などに分けれれています。
HTMLはプログラミング以前の、
アプリケーションソフトウェアの単元の中で、
ハイパーテキストマーク付け言語として説明されております・・・
工業高校で、とっつきやすいBASICを未だに教えているのは
分かるのですが、最新の言語などが項目にないのはどうしてなんでしょうかね?
教科書自体が最新ではないので、もしかすると、
最新版にはPythonなどが載っているのかもしれないのですが、
BASICという言語は誕生して既に50年以上経っていますし、
現在主流となっているプログラミング言語と比べると、
できることも少ないでしょうし、最新の言語のほうが、
学ぶ環境も豊富なはずです。
それでも、BASICやC言語などが高校で教えられているのには、
何かしらの意味があるのではないでしょうか?
古い言語でできること。
この流行りの言語を学ぶことに対して、
古い言語を学ぶ価値についてこのようなTweetが・・・
https://t.co/3WRPCODMZo
— 4研DDT (@SouthXatz) 2020年9月7日
誤解を恐れずに言うならば、今の時代プログラミングを学ぶということは最新技術の中核をなすJavaScriptやPythonなどを学ぶことを指すでしょう。
一方で、最新でもないし、初心者向けとさえ言えるVisual Basic。でも、意外とこんなところにも働き口はあるかもよ?
BASICはBASICでも、VisualBASICについてですが・・・
初心者向けとさえ言える、
Visual Basicでも意外な所で働きの場所があるというという記事を書かれています。
日本に多くある製造業の現場では、現在では使用されてはいない、
過去の遺物のようなパソコンが現役で働いてる現場が多くあります。
そのような現場では、今の主流であるUSBというような接続機器ではなく、
何世代も前のような接続機器を使用していることが多々あります。
そのような接続機器でも使用できるアプリケーションやプログラミングを作る為に、
過去の遺物のようなプログラミング言語が必要となってきます。
記事によると、現場で働く方々は、製造については専門的知識はあるけど、
計測に必要なアプリケーションなどを作ることは難しい場合があるので、
専門業者にお願いすることが多いそうです。
その言語を学べば、一定の需要があるのではないかということです。
工業高校などは、卒業後就職というのも多いですから、
現場に即した、基本的な言語を教えているのかもしれませんね。
半導体製造現場のテスターを動かすパソコンもPC9801だったりしますし、
古い言語だって、まだまだ現役なんですよ。
BASICをやってみて、それすら理解できないようでは、
今の最新のプログラミング言語を理解するのは、
素人同然の方々には難しいのではないでしょうか?
まずは簡単な言語から始めてみて、
時間を忘れて打ち込めるのならば、
プログラミングを本格的に続けてみてはどうですか?
以上、お読み頂きありがとうございました。